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観光客数「減らす」47% 自然や生活不安視 石垣市民調査

アンケート結果を基に観光の在り方が討論された石垣市観光プラットフォーム会議=8日、市健康福祉センター

 【石垣】石垣市が市民を対象に5月に実施した「石垣島の観光に関する住民意向アンケート」がこのほどまとまり、市内への観光客数について「やや減らすべきだ」「減らすべきだ」との回答が合わせて47・4%と、「現状維持」の35・1%を上回った。8日に市健康福祉センターで開かれた市観光プラットフォーム会議(市主催)で報告された。「やや増やすべきだ」「増やすべきだ」は合わせて17・6%だった。

 調査は、観光客来訪による生活への影響などについてインターネット上で回答を選択する形式で実施された。調査期間は5月1~31日で、回答数は348件だった。

 「観光客増加で困ったこと」(複数回答)の回答では、「自然環境などへの不安」が70・1%で最も多く、次いで「普段の買い物が不便」(59・8%)「交通機関の混雑・渋滞の発生」(52・3%)と続いた。

 「市の観光振興施策に必要だと思うもの」との質問への回答(三つまで回答)では「自然環境の保全」(62・1%)、「景観などの魅力向上」(30・5%)、「施設・インフラ等の整備」(30・5%)が上位を占めた。

 会議ではアンケート結果を基に、観光、交通の関係者、自然保護団体の代表らによる討論があった。

 登壇者からは持続可能な観光を目指すために自然環境保全を進めたり、リピーター減少への危機感から島の魅力創出に取り組んだりする必要性などが指摘された。

 市観光アドバイザーの谷口正和氏による基調講演「世界に学ぶ デザインシティの魅力」もあった。