知事選と同日なら2千万円節減だけど… 那覇市長選のコスト増に懸念の声


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 10月14日告示、21日投開票の日程が決まった那覇市長選挙。投開票日の11日後には県知事選挙が告示され、市内では大型選挙が相次いで実施されることになる。那覇市選挙管理委員会によると、市長選が知事選と別日で時期が接近することは復帰後は初めて。関係者からはコスト増や職員の負担増を懸念する声もある。

 今回、市は災害対策費も含めた市長選と知事選の必要経費として、1億344万7千円を当初予算に計上した。前回と同様に知事選と同時選挙であれば、投票所入場券ハガキや投票所も知事選と合同になるため、約2千万円の経費削減につながっていたという。

 市職員の負担も大きい。市長選投開票日の翌日からは、県知事選の入場券ハガキの送付作業に入る。市選挙管理委員会の担当者は「次々と選挙がある。休む暇はない」と肩を落とした。