環境省は29日付けで、米軍北部訓練場の跡地を含む沖縄本島北部の森林約3700ヘクタールを「やんばる国立公園」に編入したと発表した。
政府はやんばる国立公園などを世界自然遺産候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦していたが、ユネスコ諮問機関から遺産登録を認めるには訓練場跡地の森林も推薦範囲に加える必要があるとして登録延期を勧告された経緯がある。
編入されたことで、世界自然遺産登録の弾みになりそうだ。
今回の編入を受け、やんばる国立公園の区域面積は1万7311ヘクタール(陸域)になった。【琉球新報電子版】