
【うるま】うるま市石川(旧石川市)の住宅地や宮森小学校に墜落した石川・宮森ジェット機墜落事故から59年となるのを前に、児童会が主催する慰霊祭が29日、同校で開かれた。児童ら約550人が参加し、犠牲者のみ霊を慰めた。
慰霊祭では、児童の代表は事故で亡くなった18人の名が刻まれた慰霊碑「仲よし地蔵」に花と千羽鶴を手向け、事故の教訓と平和な未来を願う歌「ふくぎの木」を合唱した。
遺族会の上間義盛さん(75)も参列し「皆さん、立派な大人になってください」と呼び掛けた。児童会の池宮城由奈(よちな)さん(11)は「このような悲惨な事故を二度と起こしてはいけないと思う。後輩や知らない人に事故を語り継いでいきたい」と語った。