スポーツ

世界的スター地元に!? キャンプ地読谷、期待の声

ランニングで汗を流すサガン鳥栖の選手=1月24日、読谷村

 【読谷】サッカー界の世界的スターの動向が、沖縄県内のサッカーファンの胸を躍らせている。

 スペイン代表としてロシアワールドカップ(W杯)にも出場したMFアンドレス・イニエスタのJ1神戸への入団が5月下旬に発表されたのに続き、10日、元スペイン代表FWのフェルナンド・トレスのJ1鳥栖入団が発表された。ともに世界に知られる名選手。神戸には元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキも所属している。神戸、鳥栖の2チームは春先に読谷村でキャンプを行っており、世界級選手の相次ぐJリーグ加入に、受け入れ地の読谷村では早くも期待の声が高まっている。

 鳥栖は2012年から、神戸は15年から読谷村でキャンプを実施している。来春のキャンプについては今後、村と球団が調整するという。石嶺伝実村長は「環境整備に取り組み、来春のキャンプもぜひとも誘致したい。村の認知度も上がる」と意気込む。

 トレスとイニエスタは「無敵艦隊」と評されるスペイン代表の“黄金時代”をけん引した。トレスは08年の欧州選手権の決勝戦で優勝を決める得点を挙げ、チームを64年大会以来、44年ぶり2度目の欧州王者に導いた。イニエスタは10年W杯南アフリカ大会の決勝のオランダ戦で決勝点を決めて、スペインに初の栄冠をもたらした。

 所属チームではイニエスタはスペイン1部リーグのバルセロナでリーグ優勝9度、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の4度制覇などタイトル獲得に貢献。トレスもスペイン1部のアトレチコ・マドリードでプロデビューすると、イングランド1部の名門リバプールやチェルシーなどで活躍。チェルシー在籍時にはチームのCL初制覇に貢献した。

 世界的スターが地元に来るかもしれない―。読谷高校男子サッカー部の宇根耀汰さん(17)は「トップレベルの選手たちが目の前で見られるかもしれない。動きだしなど、自分と何が違うのか勉強したい」と待ちわびる。女子サッカー部の比嘉愛夏さん(17)も「イニエスタはパスがすごい。ファーストタッチに注目したい」と目を輝かせている。
(安富智希)


読谷村で練習するJ1神戸の選手=2017年1月26日、読谷村