性的少数者(LGBT)が生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット沖縄2018」が、9月16日に沖縄県那覇市牧志のてんぶす那覇前で開かれる。主催の実行委員会が23日、那覇市内で記者会見を開き、発表した。実行委は「全ての人にとって居心地の良い沖縄を実現しよう」と参加を呼び掛けている。
昨年は、一昨年の倍以上の71社が協賛・後援し、3200人が参加した。
6回目となる今年のメインテーマは「全ての人がより生きやすい社会を」。那覇市とKPGホテル&リゾートが共催し、日本航空などの特別協賛も決まっている。広報やスポンサーの獲得活動を行う「ピンクドット沖縄大使」は、漫画家の山咲トオルさんら16人が務めるという。
イベントは午前11時~午後5時。「多様性社会として、各企業が取り組む現実と課題」など、3部に分けてトークショーを行う。参加者が歩く「ピンクカーペット」は国際通りも利用し、昨年より長くする。
実行委は、多様な性を支援する「アライ」企業やボランティアを募集中。荒井達也・共同代表兼実行委員長は会見で「原点に戻る。LGBTについて知り、理解してもらう骨太のイベントにしたい」と話した。