「夢諦めず追い掛けて」 MAXが少年院慰問 沖縄・糸満


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渡辺玲子院長(手前左)から陶芸指導について説明を受けるMAXのメンバー=7月29日、糸満市真栄平の沖縄少年院

 【糸満】沖縄県出身の女性歌手グループ「MAX」の3人が7月29日、糸満市真栄平の沖縄少年院(渡辺玲子院長)を訪れ、施設見学や慰問ライブをした。3人は法務省矯正支援官に委嘱されており、今回初めて少年院を訪問した。慰問ライブでは苦しい時をメンバーで一緒に乗り越えてきた経験を語り、「夢を諦めずに今のようになれた。みんなも苦しい時もあるが、夢や好きなものを追っていけば何とかなるよ」と少年たちにエールを送った。

 3人は、渡辺院長から少年院での矯正教育や社会復帰支援について説明を受けた。その後、図書室や音楽室、寮などを見学した。赤瓦にシーサーといった沖縄らしい建物に「心が優しくなりそうな施設ですね」と感想を話した。

 体育館での慰問ライブは、少年24人と職員らが参観した。「ニライカナイ」など5曲を披露した後、最後は少年たちと一緒に「島人ぬ宝」を歌った。少年たちはトラの絵が入った手作りのうちわを持って声援を送った。