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児童安全、海兵隊員も一役 北玉小で登校見守り 北谷

交通整理をするビンセント・J・チコリー大佐と登校する児童=7月19日、北谷町立北玉小学校周辺

 【北谷】沖縄県の北谷町立北玉小学校周辺の通学路で、米海兵隊の隊員らがボランティアで交通整理をしている。昨年6月から毎週火曜日と木曜日、児童らの登校時に実施。7月19日は6月にキャンプ瑞慶覧の司令官に着任した海兵隊のビンセント・J・チコリー大佐と隊員ら3人が「おはようございます」「グッドモーニング」と児童らに声を掛けながら、送迎車の誘導や旗振りなどをした。

 同校周辺の道路は、朝の通勤・通学時に地域住民や米軍関係者の車両による渋滞が深刻だった。2015年12月から、登校時間に交通規制を実施している。

 道幅の狭い道路を行き交う子どもや運転手の不安を解消したいとの思いで、キャンプ瑞慶覧内で働く富村浩子さん(53)が米軍関係者らによる交通整理を呼び掛けた。富村さんは「米国では登校時にあいさつしながら交通整理などをボランティアでする文化がないので、隊員たちもいい刺激になっているようだ」と話す。

 児童の登校時間は、保護者らの通勤時間とも重なるため、交通整理などに参加する保護者は少ないという。小学1年生の孫を見送った女性(75)は「安全に登校できるので感謝している」と話した。

 着任後、初めて活動に参加したチコリー大佐は「地域と居住地域などを共有している私たちも安全を守る責任がある」と話した。