自民、一本化へ調整 知事選 安里氏「分裂しない」


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 保守系候補として知事選への出馬を表明している元沖縄観光コンベンションビューロー会長の安里繁信氏(48)は15日、糸満市内で支持者との集まりを開き、自民党が擁立した宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)との保守候補一本化について意見を聞いた=写真。安里氏は佐喜真氏への一本化について明言しなかったものの、支持者への説明を終えた後に自民党の二階俊博幹事長と都内で面談し、19日には出馬断念を正式に表明する見通し。

 集会で安里氏は「保守系候補が分裂していては、翁長雄志知事の後継者に勝てない。佐喜真さんとは世代が近く、しこりを残して世代の分裂を招くことはしたくない」と述べ、自民党県連と一本化に向けた協議を進めていることなどを説明した。佐喜真氏に一本化した場合の今後について「新しい沖縄を創っていこうと呼び掛けた責任として政治活動を続ける」と語った。