昆虫標本展546種 宜野湾博物館 3500人超来場


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来場3500人目の高江洲さくらさん(左後方)、桜里ちゃん(同手前)、颯君(中央)と千木良芳範館長=13日、宜野湾市立博物館

 【宜野湾】沖縄県の宜野湾市立博物館で開催されている企画展「大昆虫展」の来場者が13日、3500人を突破した。市内から訪れた高江洲さくらさん(32)、颯君(7)、桜里ちゃん(4)の家族が同日、3500人目の記念品を受け取った。颯君は「うれしい。来て良かった」と笑顔を浮かべた。

 大昆虫展では「大」という言葉をキーワードに、世界の大型昆虫のほか、「『大』変、身近な昆虫たち」と題した宜野湾市内で見られる昆虫まで、計546種類の昆虫標本を展示している。アゲハの顔の大型模型など資料や写真もあり、その場で生き物について学ぶことができる。

 高江洲さん家族はさくらさんの仕事の休みを利用して、展示会に訪れた。妹の桜里ちゃんと一緒に日頃から虫取りを楽しんでいるという颯君は「ヘラクレスオオカブトを初めて見た。あんなに大きいなんてびっくりした」と興奮した様子だった。

 同博物館の千木良芳範館長(65)は「8月の3週目ごろに展示物を一部入れ替える。一度来た方もまた見に来てください」と呼び掛けた。展示会は9月30日まで。火曜・祝祭日は休館。問い合わせは同館(電話)098(870)9317。