玉城デニー氏、小沢代表と面談 知事選 出馬前提に後継議論


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 9月30日投開票の県知事選に向け、県政与党が擁立する方針を決めた玉城デニー衆院議員(58)は21日午前、国会内で自身が所属する自由党の小沢一郎共同代表と面談し、今後の対応を協議した。小沢氏からは玉城氏の出馬を前提に、状況を見極めることや、後継となる衆院議員候補の人選を進めるよう話があったという。同日午後には、沖縄市内で後援会幹部と面談した。幹部らは玉城氏の知事選出馬に反対しない姿勢を示したほか、県政与党に対して万全な選挙態勢の構築など環境整備を求める意見が上がった。

 玉城氏は小沢代表との面談後、記者団に対し、前回知事選で自主投票だった公明党が佐喜真氏に推薦を出すことや、かりゆしグループが自主投票とすることなどに触れ「選挙の情勢が4年前とは明らかに違い、全身全霊を懸けてやらなければ勝てない」と語り、関係団体と意見交換を進める考えを示した。自身の出馬については、現時点で「フラットだ」と述べるにとどめた。玉城氏は後援会幹部との会合終了後、記者団に「いただいた意見も踏まえて慎重に検討していきたい。まとまったら皆さんにご報告できると思う」と述べた。