西原町の産物、観光発信へ 拠点施設20年秋オープン


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「農水産物流通・加工・観光拠点施設」の起工式でくわ入れの儀を行う上間明西原町長(中央)と、大成ホームの喜名奎太社長(左)、国建の比嘉盛朋社長=21日、西原町小波津

 【西原】西原町が一括交付金を活用して建設計画を進めてきた「農水産物流通・加工・観光拠点施設」の起工式が21日、西原町小波津の建設予定地で開かれた。町や建設関係者ら約50人が参加し、2020年秋のオープンに向け、工事の安全を祈願した。

 「農水産物流通・加工・観光拠点施設」は、町役場に隣接する8319平方メートルの敷地に建設する。延べ床面積2121平方メートルの平屋鉄骨造りで、総事業費は約13億6千万円。

 農水産物の販売だけでなく、レストランや特産物加工所、歴史文化展示室、イベントなどが開催できる屋根付きのピロティなどを併設する。18年度の完成を目指す。

 上間明町長は「農漁業や商工業の発展につながる、西原町の新たなまちづくりの指針となる施設だ。住民生活の向上にも寄与する、待望の施設になる」とあいさつした。

西原町の農水産物流通・加工・観光拠点施設のイメージ図