政治
知事選 9・30

知事選討論会 玉城氏から佐喜真氏へ

佐喜真淳氏

◆玉城氏「建白書は堅持しているか」→佐喜真氏「普天間返還が最重要」

 

 玉城 普天間飛行場の県内移設断念、オスプレイ配備撤回を求めた建白書に署名押印し、要請行動に参加した。辺野古新基地建設の賛否を明示していないが、建白書の立場は堅持しているか。放棄しているか。

 佐喜真 その精神は今も十分に理解していると思っている。日米特別行動委員会(SACO)の原点である世界一危険な普天間飛行場を一刻も早く返還するということが、何よりも重要だ。市民、周辺に住む方々は基地負担がもう限界だということからすると、建白書の精神には反しない。

 記者クラブ 普天間の早期返還が可能になる理由を説明してほしい。

 佐喜真 私が知事になったらSACO合意を尊重しながらも、県民の思いや歴史観も含め、日米両政府と交渉に入りたい。そこを県民の方々にも理解してもらいたい。生まれたばかりの赤ちゃんは今も騒音に悩まされて泣いている。この悲鳴を玉城さんは聞いていないかもしれないが、毎日のように私ども宜野湾市役所に苦情が来る。市民の苦しい立場を知っている。もういい加減に普天間飛行場を返還してくれと苦痛にも似た悲鳴、わらにもすがるような思いを持つ市民のためにしっかりと伝えるのが県知事の役割であり、私にしかできない役割だ。

 

◆玉城氏「翁長雄志県政の評価は」→佐喜真氏「仲井真氏が種まいた」

 

 玉城 翁長県政は仲井真県政時と比べて入域観光客数は1・6倍、完全失業率も6・8%から3・8%に改善した。評価は。

 佐喜真 私自身2期6年半、市政を運営しているが、すぐ芽が出るものと中長期的に成果が出るものがある。玉城さんは行政運営の経験がないので、この辺りはなかなかご理解できないかもしれないが、今言った施策、経済政策は何も翁長県政が種をまいて全て成果が出たものではない。

 仲井真県政時に行われたビザの緩和、那覇空港の国際ターミナル拡張、中国や台湾などからの海外便の誘致を含め、継続的に仲井真県政から翁長県政に移り、結果的に今の沖縄の1千万人観光が実現している。

 これは宜野湾市でも同じことだ。私は2期市長を務めたが、1期目から継続している事業が今芽を出している。西普天間住宅地区の跡地利用がまさにそうだ。その1期の中で評価するのも重要かもしれないが、全体として見る場合は以前の事業との継続性、統一性も考えないといけない。結果こういう形になっているが、全てが翁長知事の実績ということはいき過ぎ、違和感を持つ。

 

◆記者クラブ「公約実現のため基地受け入れるか」→佐喜真氏「各種予算交渉する」

 

 記者クラブ 公約実現の費用のために基地受け入れはやむを得ないか。

 佐喜真 予算は県民生活や暮らしに重要なものだ。残念ながら県政が変わって一括交付金などは500億円余り減額された。このことは県民生活に大きな影響を及ぼす。今回の選挙で対立や争いや分断ではなくて、対話を通して県民を豊かにする。県民の暮らしが最優先だと話している。

 政治というのは市民、県民のためにいかに交渉し予算を獲得するかが重要だ。新たな制度も含めて私ならできるという自信の中で、(前回の)討論会で再編交付金を一つの例とした。知事になった場合はさまざまな角度から県民向けの予算の獲得、あるいは制度を含めて復帰から半世紀を迎える3年半後に向けての振興計画、予算、税制を県民の立場に立って交渉する。そこが重要で、私ならそれができる。

 佐喜真 私は県民の暮らし最優先宣言をした。基地問題も重要だが、沖縄は39の有人離島があり、さまざまな営みがある。島々も、田舎というか、山原も等しく暮らしを平等に、そこに住んで良かったと思える施策を打っていく。県民の所得300万円を目指す。子育て支援として給食費、医療費、保育料の無料化を必ず実現する。子育て教育王国沖縄をつくっていきたい。復帰半世紀の中で、対立や分断や争いではなく、和をもって平和な沖縄県づくりのために沖縄振興計画をつくっていけるのは佐喜真淳しかいない。

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<佐喜真氏訴え>県民の生活最優先する

 佐喜真 私は県民の暮らし最優先宣言をした。基地問題も重要だが、沖縄は39の有人離島があり、さまざまな営みがある。島々も、田舎というか、山原も等しく暮らしを平等に、そこに住んで良かったと思える施策を打っていく。県民の所得300万円を目指す。子育て支援として給食費、医療費、保育料の無料化を必ず実現する。子育て教育王国沖縄をつくっていきたい。復帰半世紀の中で、対立や分断や争いではなく、和をもって平和な沖縄県づくりのために沖縄振興計画をつくっていけるのは佐喜真淳しかいない。