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オニササ 晴れて商標登録 知念商会 元祖カタカナ名守る

「オニササ」と商標登録証を手にして笑顔を見せる知念秀子さん=石垣市登野城の知念商会

 【石垣】ビニール袋に入ったおにぎりと鶏ささみフライを重ねて握って食べる、石垣島を代表するB級グルメ「オニササ」が、このほど商標登録された。提供を始めた知念商会(石垣市登野城)が申請した。「『オニササ』の名前が使えなくなるかも」との危機感から模索していた商標登録。オニササファンの助けもあって登録にこぎつけた。

 多彩なおかずとおにぎりを食品ケースに並べ、セルフサービスで提供する知念商会。おにぎりと鶏ささみフライを重ねて握る食べ方は近くの中高生が自然と考案したという。現在は観光客にも人気の味で、まねをして販売する店も相次ぐ。
 そんな中、先に商標登録されたことで販売できなくなるケースが相次いで報道されていることから登録について検討を始めた。実際、使い続けていたカタカナの「オニササ」は関東の事業所が商標登録済み。そのため2017年8月にやむなくひらがなの「おにささ」で登録した。
 だが元祖の店に愛着ある名称を使ってもらいたいと、県外のオニササの熱心なファンからさまざまなアドバイスをもらい、「オニササ」の名を“取り戻す”ことに成功。18年6月にカタカナでの商標登録を果たした。
 常務の知念秀子さん(65)は「自分たちのオニササを守りたいとの気持ちがあった。これまで同様にみんなにおいしく食べてほしい」と笑顔で話した。