「裁判の乱発控えるべきだ」 知事初当選の玉城氏 琉球新報社で新基地建設阻止への思い語る


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当選から一夜明け、琉球新報社のインタビューに応じる玉城デニー氏=1日午前、那覇市泉崎の琉球新報社

 琉球新報社は1日、9月30日の県知事選で初当選した玉城デニー氏(58)を那覇市泉崎の琉球新報本社に招き、当選インタビューを行った。名護市辺野古新基地建設に対する公有水面埋め立て承認の撤回をめぐり、政府が撤回の効力停止に向けて法的対抗措置を打って出る姿勢を見せていることについて「法的手続きをとる前に県と協議をする姿勢を求める。裁判の乱発をすることは控えるべきだと言わなければならない」と述べ、問題の解決に向けて政府と協議に求めていく姿勢を示した。

当選から一夜明け、琉球新報社のインタビューに応じる玉城デニー氏=1日午前、那覇市泉崎の琉球新報社

 4日に就任する玉城氏は、新県政での副知事人事について「行政の継続性を考えると、今の体制で復帰50年以降の次の振興計画を作っていくことが大事だと思う」と述べ、富川盛武、謝花喜一郎の両副知事を引き続き起用していくことを明言した。【琉球新報電子版】