【中国時報】誤って捨てたお金、無事戻る 警察も協力、男性感謝


社会
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 桃園市大園区に住む37歳の男性は26日午後、片付けをし、本をゴミ捨て場に捨てた。しかし、その本には2万元(約7万6千円)が挟まれていた。それに気付き慌てて捜しに行くも、本は既に資源ゴミ回収のおばあさんによって持ち去られていた。本がなくなったと焦った男性は急ぎ警察に通報した。幸いにも、監視カメラの映像におばあさんの姿が映っており、付近の資源ゴミ回収場におばあさんの居所を尋ねて捜し出すことができた。そして本と現金が無事、男性の元に戻ってきたのだ。

 警察によると、男性は大園区のレンタカーショップの店員で、使用する会社の車を消毒殺菌するために車内の物品をいったん外に運び出し、紙箱に入れてゴミ捨て場近くに置いていた。清掃後、男性はその紙箱を回収する予定だったが、うっかり忘れて帰宅してしまった。帰宅後、現金を挟んだ本が入っていることを思い出し、慌てて職場に戻ったが紙箱は見当たらなかったという。

 おばあさんは事情を聞くとすぐに紙箱を捜し出し、男性へ返した。男性によると、あの2万元は一部、小学生の娘の学習塾代が含まれていたという。当初は戻らないと諦めていたが、無事に見つかって非常に安心したと、男性は感謝しきりだった。