ガレッジセールのゴリがプロデュースするおきなわ新喜劇 今回は「海から豚」がテーマ


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第5回おきなわ新喜劇をPRするガレッジセールのゴリ(右)と川田広樹=那覇市のよしもとエンタテインメント沖縄

 ガレッジセールのゴリがプロデュースする第5回おきなわ新喜劇ツアー「心がつなぐアロハイサイ!」(吉本興業、吉本クリエイティブ・エージェンシー、よしもとエンタテインメント沖縄主催)が11月6、7の両日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報ホール(琉球新報社共催)、28日に石垣市民会館大ホールで開かれる。ハワイに渡った沖縄移民が沖縄戦直後に豚550頭を送った史実を基にしながら「おきなわ新喜劇」らしいドタバタ劇が展開される。石垣島出身のバンド、きいやま商店も特別ゲストとして出演する。ガレッジセールのゴリと川田広樹に話を聞いた。 (聞き手 金城実倫)

 ―移民をテーマにした理由は。

 ゴリ 沖縄戦で焼け野原になった沖縄にハワイのウチナーンチュが豚や衣服などを送ったという話がある。劇は笑いを取るような内容だが、移民の話を盛り込みたいと思った。

 川田 第6回世界のウチナーンチュ大会(2016年)で新喜劇を上演した。世界各国から来たウチナーンチュが、自分たちの劇を見て笑ってくれた。その印象が大きかった。

 ―おきなわ新喜劇の魅力は。

 川田 指笛と笑いが響く会場はおきなわ新喜劇だけだと思う。9月の東京と大阪での公演でも満場のお客さんが笑顔で帰ってくれた。

 ゴリ 県人会の人たちが指笛を鳴らしながら盛り上げてくれた。お笑いに厳しい大阪の人たちも「温かさを感じさせる新喜劇」と評価してくれた。これまで基地問題など難しいテーマもやってきたが、全員ウチナーンチュが演じることでお客さんも気兼ねなく笑って見てくれる。

 ―今月17日にはハワイ大学マノア校でも上演する。

 川田 間の取り方など文化が違うので不安だが、笑ってくれたらうれしい。自分の親戚もハワイに移民して暮らしている。見に来てくれたらうれしいし、会ってみたい。

 ゴリ ハワイ公演が成功できたら、ブラジルやアルゼンチンなど諸外国に行って、多くの世界のウチナーンチュに見せたい。

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開演は那覇、石垣公演とも午後7時。

 入場料は前売り一般3500円、中学生以下3000円(当日各400円増し)。

 問い合わせはピーエムエージェンシー(電話)098(898)1331。