「白鵬には負けたことがない」 千田川親方、能町みね子さんが相撲の魅力、秘話披露


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著名な力士のエピソードなどについて語り合う能町みね子(中央)、千田川親方(右)、竹内一馬さん=21日、北中城村のイオンモール沖縄ライカム

 【北中城】琉球新報社創刊125年記念企画「大相撲展Oh!SUMO EXHIBITION」(主催・琉球新報社、共催・大相撲沖縄場所実行委員会)の関連イベント「抱きしめてツナイトin沖縄出稽古」が21日、イオンモール沖縄ライカムで開かれた。相撲愛好家として知られるコラムニストの能町みね子氏、元闘牙の千田川親方らが特設ステージに登壇し、「力士は豪快なエピソードも多い。巡業だけでは本場所の成績は見えてこないが、ぜひ取組を見てほしい」と話した。

 「白鵬には負けたことはない。対戦したことがないから」と聴衆を笑わせた千田川親方は、現役時代の思い出話を披露。元貴乃花親方については「対戦したときに思い切り顔を張ったが負けた。寄り切られた後にすぐ土俵に戻してくれたときに『この人には勝てない』と思った」と振り返った。

 能町さんは「力士は自分の対戦内容をよく覚えている。巡業は本場所のバロメーターにはならないが、相撲をぜひ楽しんでほしい」と話した。

 イベントには相撲の魅力を伝えるフリーペーパー「TSUNA」を発刊する竹内一馬さんも参加し、話を盛り上げた。

 大相撲展は11月4日まで。化粧まわしや床山の道具などが展示されている他、VR相撲体験もある。

 問い合わせは大相撲沖縄場所実行委員会事務局(電話)098(890)5577。