「座り込みで止める」 海上作業再開に市民ら怒りの拳 ゲート前で約30人が座り込み 「どれだけの民意足げにするのか」


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米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前に座り込み、埋め立て工事の再開に抗議する市民ら=1日午前9時すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、新基地建設に反対して座り込みを続ける市民ら約30人が1日午前8時45分ごろから集会を開き、沖縄防衛局の埋め立て工事再開に抗議している。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「工事再開だと言うが猿芝居のような決定で、どこで手続きが踏まれたのか。どれだけ県民の民意を足蹴にできるのか。座り込みの力で工事を止める」と訴えた。

 海上では1日午前9時前から埋め立て工事の再開に向けた関連作業が始まったが、国道329号に面したキャンプ・シュワブの工事車両専用ゲートは閉ざされたままで車両の出入りはない。民間警備会社の警備員がゲート前に立っているが、座り込みの排除に当たる県警機動隊の姿はない。 【琉球新報電子版】