泡瀬誇り 大綱引 沿道埋めた5万人 一体 5年ぶりの熱戦分ける


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制限時間の30分間、息を合わせ力いっぱい綱を引き合う人たち =11日夜、沖縄市の泡瀬ベイストリート(滝畠豊美撮影)

 【沖縄】泡瀬村創設115周年と泡瀬復興期成会創立70周年を記念した「泡瀬大綱引」(主催・泡瀬復興期成会)が11日、沖縄市の泡瀬ベイストリートで開催された。集まった5万人(主催者発表)で沿道は埋め尽くされ、大きな掛け声と共に綱を引き合った。泡瀬大綱引は5年ぶり。

 泡瀬ベイストリートの中央分離帯を外し、長さ100メートル、重さ16トンの綱が置かれた。参加者らは西(いり)と東(あがり)に分かれ、「ハルヨイ」「ハルヨイ」の掛け声と共に30分間、引き合ったが勝負は引き分けに終わった。

 綱引に初めて参加したという比屋根來竜君=勝連小4年=は「面白かった。勝つために自分ができることは全てやりたいと思い綱を引いた」と満足げに語った。

 復興期成会の桑江浩副会長は「こんなに人も集まってくれて最高だ。泡瀬大綱引を通し、市東部地域の活性化につなげていけたらうれしい」と語った。