プログラミング楽しい! 森川特支生 ゲーム設計を体験


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パソコンに情報を入れて、自ら組み立てたゲームを楽しむ森川特別支援学校の生徒ら=7日、西原町の同校

 沖縄県西原町の森川特別支援学校で7日、プログラミングを体験する学習会(主催・キッズベンチャー)が開かれた。中等部と高等部の生徒12人が参加し、コンピューターにプログラミングをしてゲームを組み立てるなど、普段体験できない授業を楽しんだ。8、9日には、県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町)と琉球大学付属病院の院内学級でも開催された。

 2020年度から学習指導要領で小学校でのプログラミング教育が必修化される。プログラミング学習は将来の職業選択の幅を広げることにもつながるとして、森川特支校は全国で無償プログラミング教室を開いているキッズベンチャーに開催を依頼した。

講師の指導を受けて、プログラミングをする森川特別支援学校の院内学級の生徒ら=8日、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センター(提供)

 生徒たちは講師の荒木義彦さんの指示に従い、手のひらに乗せられる大きさの子ども用プログラミング専用パソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」に、ゲームをするためのデータを入力した。

 慣れた手つきで次々と情報を打ち込む生徒もおり、画面上の障害物を避けながら進む「川下りゲーム」を作成した。高等部3年の親川裕人さんは「プログラミング体験も面白いし、ゲームも楽しい」と満面の笑みで語った。限られた空間でも楽しめると、院内学級の生徒たちも喜んだ。

 講師の荒木さんは「ゲームのほかにもいろんなことがプログラミングでできるので、やりたいことを見つけてチャレンジして」と呼び掛けた。