炎上から問題点学ぼう　モバイルプリンスの知っとくto得トーク［89］

モバイルプリンス

日本最大のお笑いコンテスト「M―1グランプリ」の審査員に、出場芸人が暴言をはいたことが問題となっている。

12月2日のM―1グランプリ終了後、打ち上げで酒に酔っていたお笑い芸人2人が、SNSアプリ・Instagramのライブ配信機能を使い「もう自分の感情だけで審査するのやめてください」「おまえだよ右側のな！クソが！」「右のオバハンにはみんなうんざりですよ」「更年期障害かって思いますよね」などと発言したためだ。

モバイルプリンス

スマホのアプリを使うと簡単にライブ配信ができる。テレビの生放送のように、スマホのカメラで撮影した映像を全世界に届ける機能だ。

ライブ配信は保存されずすぐに消す設定が可能なため、お笑い芸人たちも気がゆるんで汚い言葉を使ったかもしれない。

しかし、見ている人が画面録画の機能などを使えば、今回のようにライブ配信削除後も拡散されて炎上が広がる。

モバイルプリンス

問題の動画を見ると、お笑い芸人たちはすごくお酒に酔っていたようだった。酔っ払った状態で車を運転すると飲酒運転で犯罪になる。それは便利な車が凶器になるからだ。

同じように酔っ払った状態でSNSやネット配信を行うと、犯罪にこそならないが、今回のように人を傷つける可能性がある。ネットでの行動は保存されて、あとから掘り返される。

炎上した時に「酔っ払っていたので」という言い訳は通用しないので、酔っ払っている時はSNSやネットへの投稿は控えた方がいい。

モバイルプリンス

今回の炎上の反応を見ていると、「オバハン」「更年期障害」などの言葉に怒っている人が多かった。

「オバハン」などは審査に対する意見ではなくただの悪口で、「更年期障害」と病気を持ち出して批判するのは差別だ。

こうした表現がなければ、この炎上騒動はここまで広がらなかったかもしれない。

モバイルプリンス

お酒を飲むと人は本音が出てしまう。お笑い芸人も、差別的な言動は批判される時代だ。日頃から「この表現は人を傷つけないか」と考える必要がある。

今回の騒動も、人ごとで考えるのではなく、何が問題だったのかを自分のこととして考えた方がいいね。