87万8千冊、528席! 新たな「知の拠点」県立図書館が開館 「カフーナ旭橋A街区」内


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
新県立図書館の開館を記念しテープカットを行う城間幹子那覇市長(左から2人目)ら=15日午前、那覇市

 県立図書館(新垣忠館長)が15日午後2時、モノレール旭橋駅周辺地区の再開発で整備された那覇市泉崎の複合施設「カフーナ旭橋A街区」内に開館した。

 87万8千冊(現時点)の書籍を所蔵し、館内の座席数も旧館の2倍に当たる528席を設けるなど、利便性も大幅に向上した。

 沖縄の新たな「知と心、文化創造のランドマーク」として、情報と交流の拠点を目指す。

開館を前に実施された内覧会で、真新しい館内を見て回る招待者ら=15日午前、那覇市

 図書館は那覇バスターミナルや「OPA」などの商業施設が入るカフーナ旭橋A街区の3階から6階(一般利用は5階まで)に入居する。

 従来の一般図書、子ども向けの本に加え、ビジネス書や沖縄関係資料の充実も計った。インターネットの無料利用や、年間1人5冊まで申請できる「購入リクエスト」など、新たなサービスも導入する。

開館を前に実施された内覧会で、真新しい館内を見て回る招待者ら=15日午前、那覇市

 15日午前には、関係者ら150人を招待し開館記念式典と内覧会が行われた。

 毎日午前9時から午後8時まで開館。毎週火曜日、年末年始、特別整理期間は休館日となる。【琉球新報電子版】