英・韓国語で本部PR 本部高校 生徒が観光パンフレット


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本部町観光パンフレットを手渡す本部高の城間一基さん(中央)と仲田耀さん(左)、受け取った平良武康町長=7日、本部町役場

 【本部】沖縄県の本部高校は7日、同校生徒が英語と韓国語で作成した本部町観光パンフレット計400部を町に寄贈した。19日から始まる第41回もとぶ八重岳桜まつりの会場などで、外国人観光客向けに配布する。データ提供を受けて、町は増刷も検討する。

 本部高校は本年度から「国際理解教育」の指定校として、海外への町の魅力発信に努めている。英語の授業を活用して、昨年5月ごろから制作に取り組み、観光スポットも取材した。英文記事をまとめた後、韓国語を選択する生徒も協力して韓国語版も制作した。2、3年生約15人が関わった。

本部高校が作成した本部町観光パンフレット。英語版と韓国語版がある

 パンフレットに掲載したのは生徒が選んだコーヒーやマカロン、沖縄そばの店。景勝地として備瀬のフクギ並木、瀬底島のアンチ浜も紹介している。

 英語版に関わった3年の城間一基さん、韓国語版に関わった2年の仲田耀さんらが町役場を訪ね、平良武康町長にパンフレットを手渡した。城間さん、仲田さんは「作成しながら、これまで気づかなかった町の良さを認識できた」と成果を強調した。平良町長は「町の観光PRにぜひ活用したい」と感謝した。