サッカーJ1の札幌でプレーした経験もあり、J2のFC琉球で今期を迎える沖縄県西原町出身の上原慎也(32)=西原高―沖大出=は13日、琉球の練習に合流した。西原町の東崎公園サッカー場で、ジョギングやパス練習で軽く汗を流した。J2は「運動量もあり、攻守の切り替えも激しい。中盤のクオリティーも上げなければならない」と語り、新天地でのプレーに意気込む。
沖大出身では初のJリーガーで、2009年に当時J2の北海道コンサドーレ札幌でプロデビューし、札幌のJ1昇格や降格など、チームとともに9シーズンを過ごした。18年にJ2愛媛でプレーした後、J2元年の琉球への移籍を決めた。「沖縄の子供たちに対して何かできないかと考えていた中で、良いタイミングだった」と語る。
札幌で共にプレーしてきた上里一将(宮古島市出身)も琉球に所属。練習後は、一緒に談笑する姿も見られた。「(上里は)沖縄出身選手の中で、第一線でやってきた選手。目標にしていた。(一緒にプレーできることが決まって)うれしい」と上原は喜ぶ。
初めて練習に合流し、「選手たちと顔を合わせて、(どういうチームか)何となくイメージできた」とする。琉球では3番目のベテランとなる32歳は、「教えるようなキャラじゃないが、選手たちにいろいろ伝えていきたい」と意欲を語った。