照屋会長の辞任受理 自民県連、後任人選急ぐ


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照屋守之自民党県連会長

 自民党県連は2日、那覇市の県連会館で役員会を開き、照屋守之会長が1月29日に提出した辞任届を受理することを全会一致で決めた。週明けにも常任総務会を開き、正式決定する。照屋会長は県民投票の選択肢を3択にする条例改正案が一部の自民県議の反対で全会一致とならなかったことに責任を取る形で辞任届を提出していた。

 役員会終了後、島袋大幹事長は「照屋会長の後任についてはまだ話し合っていない。白紙だ。今後協議していく」と述べた。今年4月の衆院沖縄3区補欠選挙や夏の参院選が控えていることもあり、県連として後任の人選を急ぐ構え。

 自民県連では昨年4月に県連会長に就いた国場幸之助衆院議員が、9月から10月にかけての県知事選、那覇市長選、豊見城市長選の連敗により任期途中で引責辞任した。県連の建て直しが迫られる中で、照屋氏は再登板する形で12月に会長に就任したばかりだった。