南北の格差埋める 衆院3区補選 島尻氏出馬会見 一問一答


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 島尻安伊子氏の会見での一問一答は次の通り。

◇   ◇

―相手候補は辺野古新基地建設の是非を最大の争点に掲げている。

 「辺野古に対するスタンスは後日、政策発表の中で詳しく述べたい。もちろん基地問題が争点の一つになるとは認識している」

―基地以外の争点は。

 「沖縄3区が持つ潜在性を今後の沖縄振興にどう生かすか、具体策を争点にしたい。3区の発展が沖縄全体の発展につながることを目指したい」

―出馬を決めた動機は。

 「2021年度末に沖縄振興特別措置法が期限を迎えるが、改正に当たって沖縄県の取り組みが今後10年に大きな影響を及ぼす。それを考えた時に国政に戻していただき、いい法律をつくりたい」

―玉城県政の評価は。

 「なかなか国との溝がある県政だと思う。溝を埋めるための努力をしないと今後の沖縄の発展が思うように進まない。私は国政与党自民党公認で出馬する。県連の県議の皆さんらと連携する中で我々の政策を前に進めたい」

―県民投票の結果についての評価は。

 「結果についてはもちろん真摯(しんし)に受け止める必要がある。その上でさらなる基地問題の解決に努めたい。普天間飛行場の危険性除去のため固定化は避けなければならない。SACO合意の着実な実施が現実的な解決策と確信している」

―3区で出馬した理由は。

 「私は参院議員を2期務めた。3区は那覇市に次ぐ沖縄市、うるま市がある一方、小学校の全校生徒が10人という過疎地もある。いわゆる南北格差を埋める」