政治
衆院沖縄3区補欠選挙4・21

島尻安伊子氏「辺野古が現実的」 衆院3区補選 危険除去の方針表明

衆院沖縄3区補欠選挙の勝利に向けて気勢を上げる島尻安伊子氏(中央)ら=7日、沖縄市中央

 4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙に自民党公認で出馬予定の元沖縄北方担当相の島尻安伊子氏(54)は7日、沖縄市内で行われた事務所開きで「普天間の危険性を考えた時、今進んでいる辺野古に移すことが現実的な問題だ」と述べ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を容認する姿勢を表明にした。今月下旬に発表予定の政策にも、辺野古移設による普天間の危険性除去を盛り込む方針だ。

 自民党県連は昨年の名護市長選や県知事選で、現行の辺野古新基地建設について是非を明確にせず、争点化を避ける戦略をとってきた。しかし知事選以降の連敗を受け、政権が進める移設計画の必要性を選挙戦でも前面にして訴えるべきだという要請が党本部などから強まっていた。

 移設先の名護市を抱える3区補選で島尻氏が容認の立場を明確にして選挙戦に臨むことで、自民党県連としても政策転換を打ち出していく可能性がある。

 事務所開きで島尻氏は「誰もあのきれいな海を埋めることに賛成する人はいない。私もその一人だ。しかし(普天間返還合意から)22年たった今も普天間は残り、毎日、危険にさらされている宜野湾の市民がいる」と強調。「辺野古の皆さんの理解を得る中で、私はこの問題を過去の問題にしたい」と訴えた。

 冒頭には公明党の推薦状が金城勉県本代表から手渡された。辺野古移設に反対する公明党県本の政策との整合性について、金城氏は「国政選挙は党本部が推薦を決める。県本として県外、国外移設を求める立場は変わっていない。(島尻氏との)政策の違いはやむを得ない」と取材に答え、追認する姿勢を示した。

 島尻氏の選対本部長には桑江朝千夫沖縄市長が就く。