経済

家具屋の強み 物件演出 中城モールがホームステージング 全社員資格、売買後押し

 家具販売などを手がける中城モール(中城村、山城千恵子社長)が、家具や小物などを使って不動産物件の魅力を高める「ホームステージング」の事業を本格化させている。社員38人全員が日本ホームステージング協会が認定する認定ホームステージャー2級の資格を取得した。空き家などの物件でホームステージングを行い、不動産の価値を高めて売買の円滑化を後押しする。


ホームステージング事業をPRする中城モールの山城千恵子社長(左)と福本和代副社長=8日、中城村の同社

 ホームステージングは家具や小物の配置などを通じて販売物件をデザインするもので、米国で広く取り入れられているという。新築物件であれば家具などを運び入れることで実際に生活するイメージを描けるようにする。居住者がいる状態で売りに出されている物件であれば、片付けや清掃などを行い、新たなインテリアを施すことで買い手に好印象を与えられるようにする。ホームステージングを実施した場合、不動産の売買に要する期間が短縮されるという。

 将来的に高齢化が進めば、県内でも空き家の増加が見込まれることから、中城モールはホームステージング事業を強化する方針を決めた。販売担当にとどまらず、経理や配送を含む全ての社員が資格を取得しており、会社を挙げて事業に取り組む。これまでモデルルームへの家具レンタルを進めてきた経験もあり、ホームステージング事業もスムーズに進められた。

 ホームステージングを手がける際に多様なインテリアの提案を行うなど、家具販売事業者としての強みを生かす。山城社長は「家具販売の会社だからできるホームステージングがある。社員が同じ方向を向いて不動産の事業者と協力しながら取り組みを進めたい」と話した。