古里の伊江島牛 堪能 伊江中3年生 島立ちへ飛躍誓う


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伊江島牛に舌鼓を打つ伊江中の生徒たち=2月26日、伊江村のレストランバーディーハウス

 【伊江】沖縄県伊江村立伊江中学校(新垣博文校長)の3年生42人へ2月26日、特産の伊江島牛のサイコロステーキが村内のレストラン「バーディーハウス」で振る舞われた。島立ちの前に故郷の味で受験に向け頑張ってもらう「島の産業ふれあいプロジェクト」で、今年が3度目となる。

 村出身者で構成する「伊江島会」(知念富信会長)、JAおきなわ伊江支店(内間和宏支店長)や村教育委員会が協力し伊江島牛13キロが提供された。伊江島牛は島産で、生後10カ月ほどで本土に出荷され松坂牛などのブランド牛になる。島には100頭ほどしかいない。内間支店長は「故郷を忘れないで頑張ってほしい」と激励した。

 普段口にできない最高級のA5ランクの伊江島牛に生徒らは「やわらかくて、とにかくおいしい」と食事を楽しんだ。

 田本海翔さんは「地域の方々のおかげで、おいしい伊江島牛を食べることができた。感謝して頑張っていきたい」と話した。新垣校長は「いろんなことにチャレンジしてほしい。みんなが活躍するのを見守っています」とエールを送った。
 (橋口美奈通信員)