沖縄市で五輪事前合宿 バレーボール・フランス男子と協定締結


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協定書に署名し握手を交わす(左から)エリック・タンギ会長、富川盛武副知事、桑江朝千夫沖縄市長=26日、県庁

 2020年の東京五輪に向けて、フランスバレーボール男子代表が沖縄市で事前キャンプを実施することが決まった。フランスバレーボール連盟のエリック・タンギ会長と富川盛武副知事、桑江朝千夫沖縄市長らが26日、県庁で協定締結式を開いた。県内での東京五輪・パラリンピックの事前キャンプ実施決定は5件目で、団体競技では初めて。

 フランス男子は2017年のバレーボールワールドリーグで優勝するなど、世界屈指の強豪として知られている。代表チームは20年7月上旬から中旬にかけて沖縄市内で合宿を行う予定。タンギ氏は「ベストな環境で準備ができると確信している。メダル獲得を目指し、沖縄の皆さんと喜びを分かち合いたい」と期待を示した。

 18年1月にフランス男子チームのロハン・ティリ監督らが事前合宿地の選定のため沖縄市民体育館などを視察。同年9月には男子U19代表チームが同市で合宿を実施した。

 締結式で富川副知事は「充実した事前キャンプを過ごし、本番ではトレーニングの成果を大いに発揮してほしい」と玉城デニー知事のメッセージを代読した。桑江市長は「フランスチームがより美しい色のメダルを取れるよう、沖縄市民は精いっぱい応援していく」と歓迎した。