【中国時報】児童虐待教員、資格の剥奪も 教師法修正 罰則を強化


社会
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 近年、教員による児童虐待などの事件が注目されていることを受け、台湾政府行政院(内閣府)は7日、「教師法」を修正した。不適任とみなされた教員には、最高で終生教員資格を剥奪するなど罰則を強化した上に、教員間での隠蔽(いんぺい)を防ぐため、審議委員会の教員側代表を半数未満にするなど新たに定めた。

 これまで「教師法」では、「解雇」「業務の一時停止」「雇用契約の更新停止」などの処分の具体的内容が明確ではなかったが、改正で7段階に処分を明確化した。

 PTA連盟は、教師による隠蔽を未然に防げるようになったことを評価する一方、全国の教員団体からは、審議会で教員側代表が隠蔽しているのではなく、学校側が隠蔽し審議にも至っていないというのが実情であり、教師の名誉回復を訴えている。