久志診療所が新スタート 沖縄・名護市に移管


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テープカットで開所を祝う関係者ら=1日、名護市三原の名護市久志診療所

 【名護】沖縄県の名護市久志診療所の開所式が1日、開かれた。北部地区医師会が運営してきた同診療所は4月から休診予定だったが、市に移管されて、指定管理者制で継続される。

 北部地区医師会が2022年3月31日まで指定管理者になる。診療科目は内科と整形外科。整形外科は4月から新たに加わり、月2回の診療となる。開所式で渡具知武豊市長は「安定した地域医療につながると確信している。より良い医療を提供していきたい」と述べた。北部地区医師会の宮里達也副会長は「新たな気持ちで住民に必要な診療を実施していきたい」と意気込んだ。

 診療所が休診すると久志地域は無医地区になることから、地域住民からは継続を求める声が上がっていた。久志支部区長会の兼濱富男会長(瀬嵩区長)は「医療体制の継続を深く感謝したい」と喜んだ。