古島マルシェ4月末で閉店 オープンから1年9カ月…リウボウストア 集客目標に届かず


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那覇市銘苅の古島団地跡地にある「アクロスプラザ古島駅前」の中核テナントで、リウボウストア(糸数剛一社長)が運営する「リウボウフードマーケット古島マルシェ」が4月30日で閉店することが決まった。見込み通りの集客ができなかったことが主な要因で、閉店後に入居する事業者は未定となっている。

リウボウフードマーケット古島マルシェが入居するアクロスプラザ古島駅前=3日、那覇市銘苅

 古島マルシェは2017年7月、リウボウストアの14店舗目のスーパーマーケットとして開店した。当初の売り場面積は1580平方メートルで、同社のスーパーとしては最大の売り場面積を誇っている。

 糸数社長は「全店舗の中で売り上げの伸び率は高い店舗だったが、(集客は)一番の大型店を支えるだけの絶対数に足りなかった。伸びている店舗を閉めるのはもったいないが、いろいろな条件が重なった上での苦渋の判断だ」と説明した。

 アクロスプラザを管理する大和情報サービスは、古島マルシェ退去後の新たな店舗の入居予定について「いろいろなところと交渉している。現時点で確定はしていない」と答えた。

 古島マルシェの店舗内には3日、「閉店のお知らせ」の文書が張り出されていた。「4月30日(火)夜8時の営業を持って閉店致します」と案内している。

 古島マルシェは「新しい食文化の発信! 笑顔と感動が溢(あふ)れるお店」をコンセプトにしている。店舗では取れたての生鮮食品やオーガニック商品など高品質な品ぞろえを展開した。