キングス逆転許す 大阪に62ー66 Bリーグ第57戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは13日、大阪府のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサと今季第57戦を行い、62―66で敗れた。成績は37勝20敗。

 キングスは序盤から石崎巧や金城茂之、寒竹隼人らベテラン勢が活躍し、スコット・モリソンの味方を生かす働きもあって第2クオーター(Q)で波に乗り、第3Qでリードを作った。しかし、リバウンド力を修正してきた大阪に反転攻勢を許して逆転されると、接戦の中で大阪に振り切られた。

 次戦は14日午後2時5分、同アリーナで大阪エヴェッサと対戦する。

 中地区は首位の新潟が同2位の川崎に80―78で競り勝って、地区優勝を決めた。(観客3770人)

大  阪(22勝35敗)
 66―62(16―12,14―26,14―13,22―11)
キングス(37勝20敗)

◆最後は力不足

 佐々宜央HC(キングス)の話 最後は力不足でチームとしてふがいないと感じている。大阪には今年、アウェーで勝てていないので関西にいるファンのために戦っていきたい。

◆積極的な起用法 層の厚さ見せるも惜敗

 西地区優勝とチャンピオンシップ(CS)を決めている琉球ゴールデンキングスはbjリーグ時代からの因縁の相手、大阪エヴェッサに終盤で逆転負けを喫した。金城茂之や石崎巧、寒竹隼人らベテラン勢を積極的に起用し、層の厚さを見せたが後半に振り切られた。石崎巧は「CSに向けてもう一段階上にいけるように準備しているところ。修正しつつ勝つマインドをさらに高めていく」と、明日へ切り替えた。

 13日のキングスは出場機会の多い並里成や橋本竜馬、古川孝敏を温存しつつ、金城や石崎らの活躍の場面を作った。外国人選手らが攻守でリバウンドで力を発揮すると、金城の3点弾や石崎のミドルシュートなどが決まる。スコット・モリソンらが体を張って、味方の得点を支えた。しかし、ミスから攻撃機会を逃す場面が目立った上に、後半修正してきた大阪を勢いを止められなかった。

 9得点と活躍した金城は「後半は守備の作戦のズレから3点弾とリバウンドでやられた」と敗因を挙げ、「やられた部分は修正しやすい。明日はプラスにしていい形で終わりたい」とリベンジを誓った。