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高等支援学校4校高体連に加盟 単独校で出場可能に

 沖縄県高等学校体育連盟の2019年度評議員会は24日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で行われ、軽度の知的障がいのある生徒が通う中部農林高等支援学校、陽明高等支援学校、南風原高等支援学校、やえせ高等支援学校が県高体連に加盟する案が承認された。これにより、今夏から4校は個人・団体競技で単独校としての出場が可能になった。

 4校は2017年に開校。県高体連によると加盟前の高等支援学校の生徒らは教育的配慮により、同じ敷地内で教育課程が異なる普通高校の部活に参加し、大会にも合同チームとして出場していた。しかし、団体競技の県外大会は各県高体連の加盟校の生徒しか参加できないため、未加盟の高等支援学校の生徒を含む合同チームは県外派遣できなかったという。

 普通校に併置されている4校の教育体制が沖縄のみの取り組みで先進事例がなかったため、生徒らの要望を解決する議論に時間を要したという。

 4校の連盟加入申請書では、障がいのある生徒が「障がいのない生徒と触れあうことにより、共に競い合う体験、一歩踏み出す勇気を体験させることは、障がいのある生徒の生涯スポーツの礎となる」と記している。共に協議してきた高体連側は教育機会の均等や相互尊重、競い合うことでの人格形成の観点から同評議員会で承認した。

 南風原高等支援学校によると、4校ではサッカーやバドミントン、バスケットボール、ボクシング、テニス、陸上、新体操に励む生徒がいるという。同校でレスリングを指導する仲嶺真人教諭は「競技性を追い求める生徒らに取ってはメリットになる。今年の県高校総体から単独校のプラカードを掲げて開会式に出場できる」と喜んだ。