教育

私たちの学校で起きた事故、後輩たちにどう伝える?小学生が「宮森ジェット機墜落事故」の絵本・パンフレット作り

 【うるま】沖縄県うるま市立宮森小学校6年生が、60年前に起こった「宮森ジェット機墜落事故」に関する絵本やパンフレット、壁新聞などを作成している。毎年実施している平和学習の一環で、昨年は調べ学習と演劇に取り組んだ。今年は4人一組のグループに分かれ、1年間かけて作品を仕上げる。児童自らが調べ、まとめることで事故を学び、後輩たちに伝えることを目指している。


うるま市石川地域で起こったジェット機墜落事故の絵本を作成しようと、相談する児童たち=27日、うるま市立宮森小学校

 27日の授業はグループに分かれ、証言集や当時の新聞記事を片手に、どういった内容のものを作るか各グループで話し合った。

 平良志衿(しえり)さん(11)のグループは、証言集を読んで絵本を作ることに決めた。小学1年の妹がいる平良さんは「妹がいる低学年でも分かりやすく、興味を持ってもらえるような絵本を作りたい」と語った。中山珀(はく)さん(11)のグループは、ポスターを作製することを検討。詳細は決めていないが「事故のすごさが伝わるようなものにしたい」と話した。

 事故から60年がたち、新たな文献や資料が明らかになっている。その一方で「子どもたちが理解できるような資料はまだまだ少ない」と同校の嘉陽哲子教諭は語った。完成した作品は今後、図書館や校内で展示予定で、フィールドワークも検討している。