沖縄県衛生薬務課は28日、2018年の県内のハブクラゲ被害件数は69件で、前年より49件減少したと明らかにした。県内被害者は26件、外国を含む県外は34件、不明9件で初めて県外被害者が県内を上回った。県は6~9月にかけハブクラゲ発生注意報を発令し被害防止を呼び掛ける。
16年は145件、17年は118件で、被害自体は減少傾向にある。同課は「ビーチ管理者がハブクラゲの侵入防止ネットをきちんと修繕したり設置したりしたことが効果を上げている」と分析している。
県はハブクラゲに刺された場合について、(1)すぐに海から上がる(2)患部はこすらず、酢をたっぷりかけて触手を取り除いた後に冷やす―といった応急処置を示している。