与那国への弾薬保管、町長は説明を受けていた 町民への説明不足を謝罪


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防衛省が「貯蔵庫」と説明していた与那国駐屯地の火薬庫=2016年12月(猪股哲さん提供)

 【与那国】与那国町への陸上自衛隊配備を巡り、防衛省が事前の地元説明で弾薬を保管する施設を「貯蔵庫」とし、弾薬が保管されることを住民に明確に説明していなかった件で、外間守吉町長は30日、取材に対し、「防衛省から弾薬庫だと説明を受けていた」と明らかにした。その上で「このような指摘を受け、町としても住民に丁寧に説明するべきだったと思い、申し訳なく思う」と述べた。

 住民への説明が行われた当時は弾薬保管について町内で問題視されていなかったとの認識を示し、加えて防衛省が説明主体だったとして「その当時は特段、こちらから説明することだとは感じていなかった」と釈明した。

 防衛省からは射撃場で使用する弾薬を保管するとの説明を受けたという。住民に積極的に説明しなかったことについて、防衛省からの依頼があったかについては否定した。