久米島で229・5ミリ 沖縄各地で大雨 10日午後にかけて梅雨前線が沖縄本島通過


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大雨の中、通勤や通学などで急ぎ足で目的地に向かう人々=10日午前7時15分、県庁北口交差点

 沖縄本島地方は9日夜から10日朝にかけて、梅雨前線の影響で大気が非常に不安定となり、各地で大雨となった。午前9時10分までの24時間雨量は久米島町で229・5ミリを観測。渡名喜村では190・5ミリと2014年からの観測史上最大を記録した。沖縄気象台は久米島町と沖縄市、嘉手納町に大雨警報を発令した。那覇市と浦添市など7自治体に出されていた洪水警報は10日午前10時半までにすべて解除された。

 沖縄気象台によると、本島の北側にある梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだことで、前線の南側の大気が非常に不安定となり、非常に激しい雨が降ったところもあった。午後にかけて梅雨前線が本島を通過するため、夜まではところによって大雨となる見込み。

 午前9時10分までの、その他のところの24時間雨量は渡嘉敷村125ミリ▽沖縄市119ミリ▽粟国村100ミリ▽読谷村88・5ミリ。那覇市でも67・5ミリを観測した。【琉球新報電子版】