沖縄県物産公社、連続黒字 社長に湧川盛順氏、常務に与那嶺勉氏


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(左から)湧川盛順氏、与那嶺勉氏、中地健氏

 沖縄県物産公社は24日、株主総会と取締役会を開き、社長に前沖縄観光コンベンションビューロー専務理事の湧川盛順氏(60)、常務に取締役の与那嶺勉氏(55)、非常勤の会長に金秀商事副会長の中地健氏(62)を就ける役員人事を承認した。代表権は湧川氏と与那嶺氏の2氏が持つ。社長の島袋芳敬氏は退任した。

 2019年3月期決算は物産展の販売額を含む総取扱高が前期比3・1%減の52億958万円、売上高は同4・7%減の40億4126万円、経常利益は同13・3%減の7037万円、純利益は36・7%増の5211万円だった。

 売上高は減少したが、不採算取引の中止、卸価格の改善、物流費増加分の価格への転嫁など利益率改善、経費削減の取り組みで純利益は増加するなど、2期連続の黒字を確保した。

 19年度は販売促進室を設置し、新商品開発と商品供給体制の強化に努める。

 事業強化に向け14年ぶりに新入社員を5人採用し、契約社員3人を正社員化した。