運転手の操作ミスが原因 ゆいレールトラブル ドア閉め忘れる


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ゆいレール

 ゆいレール儀保駅でモノレールの車両がドアを開けたまま発車した8日午後のトラブルについて、沖縄都市モノレールは9日、原因は運転士の操作ミスによるものだったと発表した。

 トラブルが起きたのは8日午後4時27分ごろで、ゆいレール首里駅発那覇空港駅行き車両が全てのドアを開けたまま儀保駅を発車した。同駅に設置されている転落防止用の開閉扉も開いたまま、車両は数メートルほど進んで停車した。同社の調査で、運転士がドアを閉め忘れたままギア操作を行ったことが原因と判明した。車両に不具合はなかった。

 同社によると、車両のドアと駅ホームの開閉扉は連動しており、ドアを閉める操作に伴い開閉扉も閉まる仕組みになっている。トラブルがあった車両の運転士がドアを閉める操作をしないままギアをニュートラルの位置に入れたという。車両には安全装置が備わっており、ドアが開いたまま動き出すことがないように設定されているが、下り勾配で車両自体の重みで動いてしまった。

 同社はホームページでトラブルの経緯を説明した上で、再発防止策として「全運転士に基本動作の徹底を再教育いたします」と発表している。