怖いよ~おばけ 沖縄こどもの国でナイトミュージアム開幕 夏休み期間、夜の動物観


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自身が考えたおばけと対面した子どもたち=20日

 【沖縄】沖縄こどもの国の夏休み大人気企画「おばけナイトミュージアム」が20日、同園のワンダーミュージアムで開幕した。毎週土曜日開催で8月31日まで。子どもたちが考えた3503体のおばけたちが夏の暑さを吹き飛ばす恐怖を届ける。同日、オープニングセレモニーが開かれ、8体の「実物」おばけとの対面式もあった。考案した子どもたちは「そのまんまでよくできている」「うれしい」と感激の声を上げた。

 20日は、開場前から約200人が列をなした。実物おばけを考案した子どもたちが、おばけ屋敷の結界を解く“結界カット”(テープカット)をし、来園者らが続々と入場した。

カバのもぐもぐタイムを見学する来園者=21日、沖縄こどもの国

 使えなくなって捨てられた「はぶらしおばけ」を考えた沖縄市立宮里小学校4年の斎藤颯楽さん(10)は、実物と対面し、「歯ブラシの白い部分がもうちょっと曲がってほしかったけど、よくできていた」と満足げ。宮古市立西辺小学校6年の本村彩奈さん(11)は「まだ使えるんじゃない?」が口癖のおばけ「ポイポイ」を考案。「見るまではどきどきしたけれど、顔が斜めになっていて怖さを表現できていた」と笑顔で語った。

 沖縄こどもの国では夏休み期間中に、おばけナイトミュージアムのほか、多彩なイベントを開催。開演時間を午後9時まで延長し、夜の動物たちの観察や餌あげ体験などを味わうことができる「サタZOOナイト」も始まっている。

 カバの食事が見られる「もぐもぐタイム」を見学した宮里華乃ちゃん(5)は「大きな口を近くで見られた」とうれしそうに話した。