LINEで気軽に子育て相談 沖縄県内初、那覇市が12月まで試行


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県那覇市子育て世代包括支援センター(通称ら・ら・らステーション)は8月1日から12月末まで、子育てに関する相談を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で試験的に受け付ける。同市によると、行政がラインで子育て相談に対応するのは県内初。「相談したいけど窓口に行く時間がない」という声に応えた。

 同センターは妊娠期から就学前の子育て世代を対象に支援している。昨年7月の開設から今年3月末までに629件の相談が寄せられた。このうち350件を窓口で、259件を電話で受けた。相談内容(複数回答)は保育所の紹介など子育て支援情報の提供が303件で最多だった。育児への不安52件、発育・発達に関する相談30件が続いた。

 ラインの登録には、市の広報誌「市民の友」8月号の折り込みページに掲載されたQRコードをスマートフォンで読み込む。メッセージへの返信や通話は平日の午前9時~正午、午後1~4時に対応する。