琉球の伝統、華やかに りゅうぎん紅型 デザイン展開幕


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第28回りゅうぎん紅型デザインコンテストの受賞者ら=12日、那覇市泉崎の琉球新報社

 第28回りゅうぎん紅型デザイン展(琉球銀行主催、琉球新報社共催、日本トランスオーシャン航空協賛)が12日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報社で始まった。第28回りゅうぎん紅型デザインコンテストで一般枠の大賞を受賞した平良奈菜さん(35)=浦添市=の「はじまり」や、20歳以下の学生を対象とした未来枠で優秀賞に選ばれた新垣鈴さん(18)=首里高3年=の「沖縄の可能性」など9受賞作を含む、全応募作品45点と過去の受賞作36点の計81点が展示されている。入場無料。20日まで。

 同日午前に開かれたオープニングセレモニーでは、入賞者らが表彰された。平良さんは「時代が変わる中で、昔からある沖縄の風景を残していきたいという思いで描いた」と喜びを語った。新垣さんは「先祖が受け継いだ伝統工芸が宇宙のように無限に続くよう願いを込めた」とはじける笑顔で語った。同展は午前9時から午後6時(土日祝日は午後7時まで)。