「保育園の給食無償化を」 園長会、保護者連合会が那覇市に陳情


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
城間幹子市長(右端)に陳情書を手渡す(左から)社会福祉法人立保育園那覇市園長会の上原直会長と保護者会の金城慎会長=17日、那覇市役所

 那覇市内の認可保育園など81園でつくる社会福祉法人立保育園那覇市園長会(上原直(すなお)会長)とその保護者でつくる市社会福祉法人立保育園保護者連合会(金城慎(みつる)会長)の役員らが17日、城間幹子市長を訪ね、幼児教育・保育無償化に伴い保護者負担となる給食費を市の補助で無償化するよう陳情した。

 両団体は(1)給食費を含めた幼保無償化と保育制度の改善を那覇市からも国に訴えること(2)幼保無償化に関する市長の考えについて記者会見などを通して市民に伝えること―の二つも陳情した。同日、那覇市議会(久高友弘議長)にも陳情した。

 上原会長らは「給食は保育の一環だ」と訴え、無償化を求めた。給食費を各園で徴収することによる業務量増加や保護者とのトラブル発生にも懸念を示した。

 城間市長は「(幼保無償化により)全ての市民がこれまで納めてきた額よりは下がる」と説明し「細かな部分は今後、意見交換したい」と述べた。

 両団体は内容をより具体化して10月にも再び陳情する予定。

 加盟する保育園やこども園での署名活動も計画している。