元タカラジェンヌの池内美舟さん、沖縄生活で気付いた人生で大切なことは…


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池内美舟さん

 第91期新報女性サロン第3回講座が那覇市の琉球新報ホールで開かれ、演出家の池内美舟さんが講師となり「人生いつだって青春!~きらきら輝いて生きていたい~」の演題で講演した。

 池内さんは親子二代のタカラジェンヌで兵庫県神戸市で生まれ、父親の仕事の関係で中学・高校を沖縄で過ごした。その後、宝塚音楽学校を経て宝塚歌劇団へ入団した。

 3、4年経過し、地方公演に行くようになるとスタッフの仕事の重要さを実感した。作り手側に興味を抱くようになり「1年頑張って納得して辞めよう」と決意。せりふのある役をもらうようになり「今、楽しいから辞めよう」と退団を決めた。

講師の池内美舟さんの講話に拍手を送る新報女性サロンの会員=18日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 両親のいる沖縄に戻ると、ひょんなことからテレビ局で働いたり、CMの振り付けを担当するようになった。ミュージカルになった「海から豚がやってきた」の演出も手掛け、米国公演も成功させた。それでも「多くの巡り会いがあったから」と語り、他者との出会いの大切さを語った。