来月まで潮位高く、そのわけは…


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 今年の潮位は「特別」。夏から秋にかけて沖縄地方では潮位が高くなり、特に今年は新月の大潮時期に潮位が高くなると予想されている。台風が近づくと、さらに波が高くなって浸水や冠水などの被害が出る恐れもあり沖縄気象台は注意を呼び掛けている。

 7~10月ごろは、海水温が高まって海水が熱膨張し、海面気圧も比較的低いため潮位が上昇する。今年は新月の前後に当たる大潮で、特に潮位が高まるという。那覇では29日に124センチ、30日は123センチ、10月1日は113センチと予測され、高潮注意報の基準(130センチ)に迫っている。

 沖縄気象台の担当者は「台風が接近しなくても、特に新月の大潮は潮位が高くなる。浸水や冠水に注意してほしい」と話した。