台風18号:石垣市、与那国町の2万5946世帯5万1416人に避難準備情報 宮古島は強風域に


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30日午前11時現在の台風18号の経路図(気象庁ホームページから)

 強い台風18号は30日午後11時現在、与那国島の南約260キロを時速20キロで北西に進んでいる。沖縄気象台によると、八重山地方にはすでに暴風警報が発表され、昼すぎから風速25メートル以上の暴風が吹く見込み。昼すぎから夕方ごろ暴風域に入り、次第に猛烈な風が吹くとみられることから、気象台は不要不急の外出は控えるよう呼び掛けている。

 宮古島地方も午前11時までに強風域に入った。このままの進路を進めば、宮古島地方が暴風域に入る可能性は低いと言うが、強い風に注意が必要だ。

 台風の接近に伴い、石垣市と与那国町の2万5946世帯5万1416人に避難準備情報が出されている。

 午前11時現在、台風の中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心の東側170キロと西側110キロは風速25メートル以上の暴風域、中心から半径390キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっている。

 予想される最大風速は、八重山地方40メートル(最大瞬間風速55メートル)、宮古島地方23メートル(35メートル)。沖縄本島地方でも15メートル(25メートル)と見込まれている。10月1日正午までの24時間に予想される雨量は多いところで先島諸島250ミリ。

 空や海の便も乱れており、交通各社はホームページなどで最新の情報を確認するよう呼び掛けている。【琉球新報電子版】