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企業改革の進展に注目 3万5000円を挟んで推移か


企業改革の進展に注目 3万5000円を挟んで推移か 日経平均株価の動き
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 今週の東京株式市場は、東京証券取引所が発表する経営改革に取り組む企業一覧に注目が集まりそうだ。日経平均株価(225種)は3万5000円を挟んで推移するとの見方が出ている。
 先週は急伸した。連休明け9日から12日まで4日連続で上げ、バブル経済期の1990年以来約34年ぶりの高値を更新。週間の上げ幅は計2200円に迫った。堅調な企業業績に期待する海外投資家による買いが膨らんだとみられ、半導体関連株などが値上がりした。
 今週は15日に東証が企業価値の向上策を開示した企業の一覧を公表する。東証は昨年3月に上場企業に開示要請を出しており、多数の企業が稼ぐ力の強化に向け取り組んでいることが示されれば、一段の株高につながる可能性がある。
 18日には投資家別売買状況を発表する。今月から新たな少額投資非課税制度(NISA)が始まり、個人投資家による資金流入動向を確認する材料となる。
 米国では17日に連邦準備制度理事会(FRB)が12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)を公表する。